元スレ
1 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:12:11.07 ID:esCBkg2U0●.net ?2BP(2000)
https://img.5ch.net/ico/nida.gif
暑い夏にゾクゾクする怖い話を 秦野にまつわる怪異や妖怪など紹介
話題 | 神奈川新聞 | 2024年6月27日(木) 05:20
https://www.kanaloco.jp/news/life/article-1089144.html
16 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:28:30.47 ID:ElypN2+x0.net
東北出身だが兄がくねくね見たんだがそれから破産するまで風俗行ったんだが
4 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:14:00.68 ID:iklSWfMy0.net
21 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:47:52.80 ID:Xzg/CEok0.net
6 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:14:36.59 ID:BxJU03zC0.net
42 :名無しさん@涙目です。:2024/06/29(土) 00:33:19.09 ID:EVEjlcS30.net
僕の身体は隠しようがないほど震えていました。
同僚たちの……そして得体の知れない中年男の囁く声は、背後に遠ざかっていきます。
四階を通り過ぎました……三階へ……足の進みは劇的に遅い。
もはや笑う膝を誤魔化しながら前へ進むことすらやっとです。
三階を通り過ぎ、眼下に真っ暗な闇の底……地面の気配がありました。
ほっとした僕はさらに足を速めました。同僚たちを気遣う気持ちよりも恐怖の方が先でした。
背後から近づいてくる気配に気づいたのはそのときでした。
複数の足音が……四人、五人?……足早に階段を下りてくる。
彼らは無口でした。何も言わず、僕の背中めがけて一直線に階段を下りてくる。
僕は悲鳴をあげるのをこらえながら、あわてて階段を下りました。
階段のつきあたりには、鉄柵で囲われたゴミの持ち出し口があり、そこには簡単なナンバー鍵がかかっています。
気配はすぐ真後ろにありました。
振り返るのを必死でこらえながら、僕は暗闇の中、わずかな指先の気配を頼りに鍵を開けようとしました。
42 :名無しさん@涙目です。:2024/06/29(土) 00:33:19.09 ID:EVEjlcS30.net
僕の身体は隠しようがないほど震えていました。
同僚たちの……そして得体の知れない中年男の囁く声は、背後に遠ざかっていきます。
四階を通り過ぎました……三階へ……足の進みは劇的に遅い。
もはや笑う膝を誤魔化しながら前へ進むことすらやっとです。
三階を通り過ぎ、眼下に真っ暗な闇の底……地面の気配がありました。
ほっとした僕はさらに足を速めました。同僚たちを気遣う気持ちよりも恐怖の方が先でした。
背後から近づいてくる気配に気づいたのはそのときでした。
複数の足音が……四人、五人?……足早に階段を下りてくる。
彼らは無口でした。何も言わず、僕の背中めがけて一直線に階段を下りてくる。
僕は悲鳴をあげるのをこらえながら、あわてて階段を下りました。
階段のつきあたりには、鉄柵で囲われたゴミの持ち出し口があり、そこには簡単なナンバー鍵がかかっています。
気配はすぐ真後ろにありました。
振り返るのを必死でこらえながら、僕は暗闇の中、わずかな指先の気配を頼りに鍵を開けようとしました。
31 :名無しさん@涙目です。:2024/06/29(土) 00:03:48.03 ID:yC3pEXnO0.net
44 :名無しさん@涙目です。:2024/06/29(土) 00:33:53.15 ID:EVEjlcS30.net
悲鳴が聞こえました。
誰が叫んでいるのかとよく耳をすませば、僕が叫んでいるのです。
背後の声はだんだんと狂躁的になってきて、ほとんど意味のない笑い声だけです。
そのとき掌に、がちゃんと何かが落ちてきました。
重くて冷たいものでした。
鍵です。僕は知らないうちに鍵を開けていたのでした。
うれしいよりも先に鳥肌の立つような気分でした。
やっと出られる。闇の中に手を伸ばし、鉄格子を押します。
ここをくぐれば、ほんの数メートル歩くだけで表の道に出られる……。
一歩、足を踏み出したそのとき。
背後の笑い声がぴたりと止まりました。
そして……最初に聞こえた中年男の声が、低い、はっきり通る声で、ただ一声。
「おい」
22 ::2024/06/28(金) 23:49:51.38 ID:gWnCSd6x0.net
ピーコ 「昔、実家でね、悪霊を追い払うと言われたお香をたいたのよ。そしたら、おすぎが『臭い臭い』と叫びながら家を出ていったのよ」
35 :名無しさん@涙目です。:2024/06/29(土) 00:31:11.12 ID:EVEjlcS30.net
気乗りしない気分で、僕がまず扉を開きました。
重い扉が開いたとたん、なんともいえない異臭が鼻をつき、僕は思わず咳き込みました。
階段の手すりやスチールの踊り場が、まるで溶けた蝋のようなもので覆われていました。
そしてそこから凄まじくイヤな匂いが立ち上っているのです。
「鳩の糞だよ、これ……」
N女史が泣きそうな声で言いました。
ビルの裏側は鳩の糞で覆い尽くされていました。
まともに鼻で呼吸をしていると肺がつぶされそうです。
もはや暗闇への恐怖も後回しで、僕はスチールの階段を下り始めました。
すぐ数メートル向こうには隣のビルの壁がある、まさに『谷間』のような場所です。
足元が暗いのももちろんですが、手すりが腰のあたりまでの高さしかなく、ものすごく危ない。
足を踏み外したら、落ちるならまだしも、壁にはさまって宙吊りになるかもしれない……。
振り返って同僚たちをみると、みんな一様に暗い顔をしていました。
こんなついていないときに、微笑んでいられるヤツなんていないでしょう。
自分も同じ顔をしているのかと思うと、悲しくなりました。
かん、かん、かん……
靴底が金属に当たる乾いた靴音を響かせながら、僕たちは階段を下り始めました。
32 :名無しさん@涙目です。:2024/06/29(土) 00:26:57.45 ID:EVEjlcS30.net
11 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:19:13.61 ID:xMMhdTPt0.net
5 ::2024/06/28(金) 23:14:34.17 ID:E1CZppM+0.net
41 :名無しさん@涙目です。:2024/06/29(土) 00:33:01.46 ID:EVEjlcS30.net
係長の笑い声と中年男の囁き声がそのとき不意に途切れ、僕は思わず足を止めました。
笑いを含んだN係長の声が、暗闇の中で異様なほどはっきり聞こえました。
「所長……」
「何?……さっきから、誰と話してるんだ?」
所長の声が答えます。
その呑気な声に、僕は歯噛みしたいほど悔しい思いをしました。
所長は状況をわかっていない。答えてはいけない。振り返ってもいけない。強くそう思ったのです。
所長とN係長は、なにごとかぼそぼそと話し合いはじめました。
すぐ後ろで、N女史がいらだって手すりをカンカンと叩くのが、やけにはっきりと聞こえました。
彼女もいらだっているのでしょう。ですが、僕と同じような恐怖を感じている雰囲気はありませんでした。
暫く僕らは階段の真ん中で立ち止まっていました。
そして震えながらわずかな時間を過ごしたあと、僕は一番聞きたくない物音を耳にすることになったのです。
所長の笑い声。
なにか楽しくて楽しくて仕方のないものを必死でこらえている、子供のような華やいだ笑い声。
「なぁ、Sくん……」
所長の明るい声が響きます。
「Nさんも、Tくんも、ちょっと……」
Tくんというのは僕のことです。
背後でN女史が躊躇する気配がしました。
振り返ってはいけない。警告の言葉は乾いた喉の奥からどうしてもでてきません。
振り返っちゃいけない、振り返っちゃいけない……
胸の中で繰り返しながら、僕はゆっくりと足を踏み出しました。
甲高く響く靴音をこれほど恨めしく思ったことはありません。
背後でN女史とSが何か相談しあっている気配があります。
もはやそちらに耳を傾ける余裕もなく、僕は階段を下りることに意識を集中しました。
10 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:18:11.41 ID:VnRIXQYX0.net
36 :名無しさん@涙目です。:2024/06/29(土) 00:31:52.61 ID:EVEjlcS30.net
僕が先頭になって階段を下りました。すぐ後ろにN女史、S、O所長、N係長の順番です。
足元にまったく光がないだけに、ゆっくりした足取りになります。
45 :名無しさん@涙目です。:2024/06/29(土) 00:54:17.26 ID:jzt/mXKq0.net
46 :名無しさん@涙目です。:2024/06/29(土) 01:20:31.15 ID:yDQ4b91v0.net
>>2
デカいビルとかの入口近くに『定款』って刻んであるけどまさか人柱の事だとは思わなかったよね…
27 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:56:52.47 ID:SAiQB7oX0.net
>>2
スレタイといい、なんだこの小学生が書いたような文章は。
13 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:26:24.91 ID:sStKf3js0.net
2 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:13:28.58 ID:esCBkg2U0.net ?2BP(1000)
https://img.5ch.net/ico/nida.gif
漏れにはちょっと変な趣味があった。その趣味って言うのが、夜中になると家の屋上に出てそこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。
いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しい。
遠くに見えるおおきな給水タンクとか、酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。
漏れの家の西側には長い坂道があって、それがまっすぐ漏れの家の方に向って下ってくる。
だから屋上から西側に目をやれば、その坂道の全体を正面から視界に納めることができるようになってるわけね。
その坂道の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら「あ、大きな蛾が飛んでるな~」なんて思っていたら、坂道の一番上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。
「なんだ?」と思って双眼鏡で見てみたら全裸でガリガリに痩せた子供みたいな奴が、満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。
奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、漏れと目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで階段を下りて家の中に逃げ込んだ
ドアを閉めて、鍵をかけて「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」
って怯えていたら
ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。明らかに漏れを探してる。
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」って心の中でつぶやきながら、声を潜めて物音を立てないように、リビングの真中でアイロン(武器)を両手で握って構えてた。
しばらくしたら、今度は階段をズダダダダッって下りる音。
もう、バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら
ドアをダンダンダンダンダンダン!!って叩いて、チャイムをピンポンピンポン!ピポポン!ピポン!!と鳴らしてくる。
「ウッ、ンーッ!ウッ、ンーッ!」って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。
さらにガクガク震えながら息を潜めていると、数十秒くらいでノックもチャイムもうめき声止んで、元の静かな状態に……。
それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまでアイロンを構えて硬直していた。
あいつはいったい何者だったんだ。
もう二度と夜中に双眼鏡なんか覗かない。
25 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:55:26.54 ID:al21ykH30.net
15 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:27:58.58 ID:sStKf3js0.net
12 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:25:16.29 ID:x7H+5vOv0.net
49 :山下(茸):2024/06/29(土) 01:54:45.94 ID:0BYhTMEz0.net
9 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:16:53.82 ID:mV+ulowj0.net
24 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:55:06.49 ID:9oj86ejX0.net
17 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:28:44.67 ID:xXqWOZ330.net
残業してたらエレベーターが壊れて非常階段から降りて行く話が面白かった
39 :名無しさん@涙目です。:2024/06/29(土) 00:32:22.13 ID:EVEjlcS30.net
一度だけ足を止めて後ろを振り返りました。
すぐ後ろにいるN女史が、きょとんとした顔をしています。
そのすぐ後ろにS。所長と係長の姿は、暗闇にまぎれて見えません。
19 :名無しさん@涙目です。:2024/06/28(金) 23:36:37.66 ID:LiejZbOd0.net